2018年平昌五輪で有名になった「もぐもぐタイム」。
カーリング女子日本代表が試合中にお菓子を食べる様子がクローズアップされました。
2022年の北京五輪でももぐもぐタイムが話題になっています。
そもそも、なぜ試合中にもぐもぐタイムが必要なんでしょうか?
もちろんただ選手が食べたいから食べているという理由だけではありません。
選手にとって、試合中にもぐもぐタイムがあることはとても重要です。
今回は、もぐもぐタイムが必要な理由を解説していきますね。
目次
もぐもぐタイムは5分間!
カーリングは先行後攻があり、攻守1回を1エンドと呼びます。
1試合は10エンドあり、5エンドが終わったところでハーフタイムがあります。
そのハーフタイムは5分間。
もぐもぐタイムとは、この5分間のハーフタイムのことを指します。
この5分間に選手がお菓子やフルーツなどを食べることからもぐもぐタイムと呼ばれています。
もぐもぐタイムはなぜ必要?
5分間のもぐもぐタイムはなぜ必要なのでしょうか?
その理由は2つあります。
- 理由①作戦会議
- 理由②栄養補給
1つずつみていきましょう。
理由①作戦会議
もぐもぐタイムが必要な理由の1つ目は、作戦会議のためです。
5分間しか時間はありませんが、選手にとっては後半戦の戦略を練る大事な時間です。
もぐもぐタイム中は、選手が円になって監督やコーチも加わって話しているのがわかりますね。
理由②栄養補給
もぐもぐタイムが必要なもう1つの理由は、栄養補給のためです。
カーリングは、試合時間が長く、1試合約2時間半かかります。
その間選手は、氷の上で頭をフル回転させながら試合をしているのです。
休憩して何か食べたくなりそうですよね。
選手たちは、この5分の間に自分たちの食べたいものを食べます。
選手たちが食べたいものは事前にリクエストしてあり、調達してもらうそう。
北京五輪では、選手たちは栄養ドリンクや小さなどら焼き、カットしたバナナなどを食べていましたね。
ただ、この五輪でもぐもぐタイムに注目が集まるのは賛否両論あります。
栄養補給のため食べている様子を「もぐもぐタイム」と呼ぶことには、嫌悪感を抱く視聴者もいるようです。
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もぐもぐタイムに適した食べ物は?
もぐもぐタイムは5分間しかありません。
5分間で食べられ、栄養をすぐに吸収できるものである必要があります。
北京五輪の代表権を争った吉村紗也香選手によると、もぐもぐタイムは何を食べてもいいようです。
適しているのは、フルーツや飲むゼリー、栄養補給用の棒状のバーなど食べやすいものです。
もぐもぐタイムでは何を食べてもいいです。フルーツとかゼリー、栄養補助食品の(棒状の)バーみたいなものが多いですが、5分間しかないので、すぐに体に吸収できるものですね。以前は、小さいおにぎりを水分多めに作って食べたりもしていました
引用元:読売新聞オンライン
北京五輪でもどら焼きはサイズが小さく、個別の包装紙に入っていました。
バナナも薄くスライスされていて食べやすいサイズになっていましたね。
試合時間が長いため、この5分間のもぐもぐタイムは選手にとってとても貴重のようです。
もぐもぐタイムは貴重な時間
もぐもぐタイムは、作戦会議と栄養補給のために必要な時間です。
カーリングの選手にとっては、長丁場の試合中のリラックスできる貴重な時間のようですね。
カーリング女子日本代表の選手には、もぐもぐタイムで英気を養って残りの試合も頑張って欲しいですね!