ロシアとウクライナの戦争が連日メディアで報道されています。
特にウクライナのゼレンスキー大統領はテレビに登場することが多いですね。
ゼレンスキー大統領、いつもカーキ色のラフな服装をしていると思いませんか?
プーチン大統領は常にスーツなのに不思議ですよね。
実は、ゼレンスキー大統領がいつもラフな服装をしているのには理由があります。
今回は、その理由を解説していきます。
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ゼレンスキー大統領の服装がラフすぎる!
2022年2月24日に開始されたロシアとウクライナの戦争。
戦争が開始されてから、両国の大統領がメディアに登場する機会が増えましたね。
そんな中、ウクライナのゼレンスキー大統領の服装がラフすぎると話題になっています。
ずっと思ってたけど、ウクライナのゼレンスキー大統領の服装ラフ過ぎない?
— ぐれん (@GurenV6) March 10, 2022
ウクライナのゼレンスキー大統領、みるたびすごくカジュアルな服装だけど、緊急時だからなのか、常時なのかな
— れとろ (@idoloveumx7) March 6, 2022
ゼレンスキー大統領は、いつもカーキ色のTシャツやフリースを着ています。
プーチン大統領は常にスーツ姿なので、余計に違いが際立って感じます。
戦争しているのに服装がラフすぎてちょっと違和感がありますよね。
でも実は、ゼレンスキー大統領の服装がラフなのにはちゃんとした理由があるようです。
ゼレンスキー大統領の服装がラフな理由は?
ゼレンスキー大統領の服装がラフな理由は3つ考えられます。
- 理由①略式軍服だから
- 理由②国民感情に寄り添うため
- 理由③諸外国へのメディア戦略
1つずつ解説していきます。
理由①略式軍服だから
ゼレンスキー大統領がラフな服装をしている最大の要因は、軍服だからです。
ゼレンスキー大統領のカーキ色の服装は、ウクライナの略式の軍服だそう。
なんで毎日ゼレンスキー大統領は私服なの?と言われたので、答えるとあの緑色の服は「ウクライナ軍の略式軍服」です。決して私服ではありません!!
↓この服のこと pic.twitter.com/EFQJfS1QLe
— ますだけいたろう (@keitaro_xylish) March 2, 2022
ゼレンスキー大統領は、Tシャツ1枚の時もありますが、常にカーキ色の服ですよね。
こちらの画像では、フリースの中に迷彩柄のシャツを着ています。
また、ロシアとの停戦交渉の際、ウクライナ側の人も同じようなカーキ色の服装をしています。
このカーキ色のラフな服装が、ウクライナの戦闘時の制服のようですね。
理由②国民感情に寄り添うため
ゼレンスキー大統領がカーキ色のラフな服装をしている理由は、国民感情に寄り添うためでもあります。
ゼレンスキー大統領の近日の服装格好いいよな。
タクティカルウェアを着て、ひげも剃らず無精ひげ姿でプレスや会見に出る姿は大統領自ら前線に立っている姿を彷彿させて国民/軍の士気高揚にもなってそう。— ペプシ准将 (@pepsigeneral) March 5, 2022
ゼレンスキー大統領の、国内外に向けた演説が毎度絶賛されています。
ロシアの侵攻が始まる少し前から、ゼレンスキー大統領は演説をしていました。
侵攻が始まってからは、カーキのラフな軍服で演説を続けています。
時には自撮りをしながら国民を鼓舞し、ロシアに対する国民の怒りも代弁していますよね。
そんなゼレンスキー大統領を見て、ウクライナ国民は応援するようになったようです。
ロシアの開戦をきっかけに、国民は全面的に応援したし、尊敬するようになったと思う」と、マクガフィー氏は言う。「すべてのウクライナ人がこぞって、ゼレンスキー氏を支えるようになった。彼は自分自身を手本にしながら、国民を奮い立たせているし、団結させていると思う。政府はプーチンの軍隊を撃退していて、彼はその政府のトップだ。だからこそ大勢が心から彼を見上げて、尊敬している
引用元:BBCニュース
スーツをビシッとキメているよりは、ラフな服装で自撮りをしている方が国民は親近感がわきますよね。
ゼレンスキー大統領はヒゲも数日剃らずに、連日国内外に訴えています。
そして、暗殺計画があってもウクライナに留まり、自分は戦うという姿勢を見せ続けています。
国民目線で訴え続けるゼレンスキー大統領の姿が、国民を団結させていると言えますね。
理由③諸外国へのメディア戦略
ゼレンスキー大統領がラフな服装をしている3つ目の理由は、諸外国へのメディア戦略です。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナ国民を鼓舞すると同時に諸外国へも語りかけています。
外見が伝える情報は、人々に与える印象にかなり大きく関わります。
ゼレンスキー大統領の服装について、フランスのメディアも分析していたようです。
ほんとに、ヨーロッパとか外見って大切なんだな。。
としみじみ。
ゼレンスキー大統領、問題が始まってから、カーキ色系の服ばかり着るようになったけど、
フランスのメディアも即座に、その服装についての分析をしていたし。
— ulala フランス在住の著述家 (@ulala_go) March 6, 2022
ゼレンスキー大統領は、諸外国、特にNATOやアメリカに戦争の協力を求めていました。
ウクライナが切羽詰まってれば、各国も今すぐ助けなくてはという感情が高まるのではないでしょうか。
スーツをビシッと決めて小綺麗にしていたら、まだ余裕がありそうと思われそうですよね。
ゼレンスキー大統領の演説は、全世界で報道されます。
「どのように映るか」というのは「世界の世論がどうなるか」にとても影響します。
ラフな服装の方が「国民とともに戦っている大統領」というように映りますよね。
ウクライナ側の要人のカジュアルな服装や、ゼレンスキーを始め宇国連大使らの見事な演説、SNSの使い方etc.
西側の広告代理店がバックアップしてるんだろなあ
— 密の夜明け (@ateden10) March 3, 2022
また、ウクライナはSNSの使い方もとても上手です。
ウクライナは公式ツイッターやインスタがあります。
そこでは世界中の人々の感情に訴えかけるような投稿内容が多くあります。
ゼレンスキー大統領のラフな服装は、国内外に向けた戦略でもありそうですね。
ゼレンスキー大統領のラフな服装へのネットの声
ゼレンスキー大統領のラフな服装には様々な声があります。
ゼレンスキーいつも服がカジュアルで好き
— missing-observer@ship9 (@knhtsiai1) March 10, 2022
交戦的に見せない(被害者をアピール)はあり得ますね。ゼレンスキー大統領は比較的ラフな格好に見ますが、それによってあえて国民に対して距離感の近さを押してるようにも見えるので服装も含めて戦略なんだろうと思います
— こうの (@rotermeer) March 8, 2022
ゼレンスキーっていつも同じ緑の服着てて不自然。
— Hri6694 (@hri6694) March 12, 2022
ラフなカーキ色の服装が軍服だということがわかれば納得しますよね。
日本でも、災害時に政府関係者は作業着を着ていることが多々あります。
それと同じ感じですね。
加えてゼレンスキー大統領は、国民と諸外国への視覚的影響も考えていそうです。
今回の戦争は特に情報戦になっているので、様々な面からの戦略が必要なのかもしれません。